ヒラフ滞在中の被災者家族に「夜話」を:第2夜

8月23日(木)は、ヒラフ地区ロッジオオワシに滞在中の福島原発事故被災者家族のみなさんに、「夏の夜話」第2夜をお届けしました。

この日のプログラムは、宮崎由紀子さん(倶知安町)のアルパ演奏です。

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パラグアイで出会った民族楽器を自然に囲まれた暮らしの中で楽しむ宮崎さんファミリーの音楽とトークが、あたかも何気ない日常の会話のように、その場に集まった子どもたちと大人たちの心を浸していきます。久石譲を子どもたちと一緒に歌う伴奏楽器としてのアルパ。パラグアイのフォルクローレを奏でる独奏楽器としてのアルパ。宮崎さんは、「やっぱり、パラグアイの音楽を弾くときに、この楽器が一番うれしそうな音を出しているのが、よくわかるんです」と、ご自身もうれしそうにつぶやきます。

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演奏が進むにつれ、子どもより大人の方がアルパの音色に夢中になってしまったようです。演奏の合間に大人も子どももアルパのまわりに集まって遠慮がちに弦をはじき、その音色とともにこぼれる笑顔の会話が弾むにつれ、いつしか視線が涙に潤んで会場を静かに漂っていました。「こんな時間をもっとすごせたらいいな・・」小さく聞こえたその声は、きっとその場にいたみんなが等しく抱いた想いからだったにちがいありません。

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多くの家族は、明日ヒラフを離れるとのこと。「なんか、寂しいですよ・・」受け入れ住民グループの高橋英一さんがポツンとつぶやいた言葉に、ヒラフの夜話最終日の想いが重なりました。

日時: 2012年08月23日 22:13