- I-1 羊蹄山
- I-2 ニセコ山系
- I-3 湧水
- I-4 尻別川
- I-5 自然生態系
- I-6 温泉盛衰
- I-7 スキー隆盛
- I-8 アウトドアスポーツのメッカ
- I-9 農と食
- I-10 国際リゾート化
- I-11 ホスピタリティ
- II-1 自然環境と生態系
- II-2 スキー場
- II-3 アウトドアスポーツ
- II-4 温泉
- II-5 レク施設
- II-6 体験施設
- II-7 リゾート
- II-8 食と農業
- II-9 農業以外の産業
- II-10 郷土の人物
- II-11 文学
- II-12 文化
- II-13 歴史全般
- II-14 交通
- II-15 町村の概要
- II-16 まつり・イベント
- II-17 観光情報センター
- III-2 参考文献
- III-3 索引
特徴的な農畜産物
らんこし米
現在、特Aランクの品質で知られる「らんこし米」。このらんこし米が広く知られるまでには、町と生産農家の努力と工夫がありました。
1956(昭和31)年 蘭越町は品質の改良と上位等級米への入賞を目指して、淀川地区ほか11カ所に水稲試験場を設け、水稲の栽培技術による増収を研究、また、毎年11月には農産物品評会と自給肥料増産共励会を開催して成績優秀者を表彰。文化祭での町民への試食、蘭越産米を大量に受け入れている小樽市の米穀取扱い業者と消費代表婦人を招いての試食会を兼ねた懇談会などを経て、「うまい米」づくりに向けた基本方針を打ち出しました。食糧管理法施行令の改正によって自主流通米制度が発足した1970(昭和45)年には、蘭越町産米改良協会が食味検討会を実施。この食味検討会には、消費者、農業団体、生産者、米の集荷取扱い業者ら約70人が参加。蘭越米の「ひめほなみ」「しおかり」「栄光」の3品種と、秋田米の「ヨネシロ」、大野米の「南栄」、東旭川米の「ホクセツ」、地元米とミックスした配給米の7種類を同一条件で炊いて試食。その結果、粘りと歯ざわりでは秋田米の評価が高かったものの、外観、香り、旨味では蘭越米が優れているという結果がでました。1978(昭和53)年になると、集荷業者を通じてPRすることを目的に3等以上の上位等級米に「らんこし米」の赤い荷札が付けられるように。さらに、1997(平成9)年には、北海道米品質問題研究会が「きらら397」の特A品質地域に認定。翌年には、「きらら397」と「ほしのゆめ」が蘭越米の主流となり、その名を広く知られるようになりました。
自主流通米
政府の直接管理制度を離れて、自由な価格で流通することのできる米のこと。これによって、出荷量以外の米は、集荷取扱い業者を通して、自由に販売できるようになりました。
特A品質米
一等米や米の出荷率、食味、収量の安定性、低温貯蔵庫の整備状態など、5つの要素で判定したもっとも品質の高い地域で生産された米に与えられるランクです。
ゆり根
日本一の生産量を誇る真狩村の「ゆり根」。品種は「白銀」で、春から秋まで土の中で栄養をたっぷりと蓄え、冬は収穫しておがくずの中で休眠し、再び土に戻されます。3年の時間をかけて生産されるゆり根は、花のつぼみを2度切ることで、地中の茎に栄養が行き渡り、ぷっくり太ったおいしいゆり根に育ちます。一枚一枚が鱗片しっかり重なり合った真っ白なゆり根は、品質としても日本一を誇っています。
アスパラガス
羊蹄山麓高原地帯の澄んだ空気と、清らかな水、カルシウムを多く含んだ土質と、昼夜の寒暖差が大きいことから、喜茂別町や留寿都村や真狩村では良質のアスパラガスが生産されています。昔は缶詰め用原料としてのホワイトアスパラガスが主流でしたが、現在は生食用のグリーンアスパラ、フレッシュのホワイトアスパラに人気が集まっています。
牛乳
ニセコエリアでは、フレッシュな牛乳を使ったソフトクリームが人気。1993(平成5)年にニセコ町で行われた北海道ホルスタイン登録協会主催の乳牛体型審査会では、全道でもなかなかでないという「エクセレント」という最高点の乳牛が3頭も選ばれました。
フルーツ
野菜の産地のイメージが強い羊蹄山麓エリアにあって、蘭越町では、フルーツの生産にも力が入っています。
その一つは、札幌をはじめ、後志の各地域に出荷されている「蘭越イチゴ」。ハウスものは6月中旬、露地ものは6月中旬から末まで出荷され、甘さで高い評価を受けています。もう一つは、「らんこしメロン」。これは平成に入って、急速に生産を伸ばした作物で、糖度が高く、市場で高値の取り引きされています。
サポート 日時: 2007年10月25日 09:19