食(パン、豆腐、蕎麦)

バリエーション豊かな農産物が収穫される羊蹄山麓エリアで、近年注目を集めているのが、こだわりを感じるパン、豆腐、蕎麦の店。個性豊かな味わいで、訪れる人の食欲をかき立てています。

パン

地元で収穫された小麦と、羊蹄山やニセコ山系の伏流水を使い、清涼な空気の中で作ったパンは、地元はもちろん、札幌圏から買い求めに来ることもしばしば。全粒粉や自然食材を使ったパンや、自家製天然酵母を使用したパン、石釜で焼いたパンなど、個性を全面に出した特徴ある店舗は、観光客の立ち寄りスポットにもなっています。

豆腐

羊蹄山の伏流水がこんこんと湧き出る真狩村には、低農薬の道産大豆と羊蹄の湧き水、昔ながらの五右衛門釜を使って直火で作る手づくりが人気の店があります。木綿、絹、焼き、寄せ豆腐、湯葉豆腐など、大豆本来の甘さが口に広がる豊富な商品と、そのほとんどを存分に試食できるスペースが評判となり、多くの人が訪れるようになりました。揚げたてのおからドーナツも評判で、湧き水汲みと合わせて立ち寄る人が後を絶ちません。

蕎麦

作付面積はそれほど多くないまでも、羊蹄山麓エリアではそばを栽培する農家が多く、道内でもおいしいそばが味わえる場所として知られています。パン同様、つなぎに小麦を使ったものから十割そばまで、噛むたびに独特の香ばしい風味が広がるそばは、店主こだわりの逸品ばかり。羊蹄山やニセコ山系の伏流水で丁寧に練られた麺はコシが強く、透明感があって、のどごしが良いと評判です。そば打ち体験も盛んで、そば店や民宿などでは、個人客を中心に人気を集めています。

スローフードと地産地消

「スローフード」とは、1986(昭和61)年、イタリアの小さな町で生まれた、風土に根ざした食べ物を大切にし、生産者を守ろうとする運動のこと。「昔からある食文化を守ること」「昔からある価値ある食品を指定して、それらを保護して残して行くこと」「子供たちに味覚の教育を行うこと」の3つを大きな方針としています。

これによく似た考えが、日本の「地産地消」。地域生産・地域消費の略で、その土地で生まれ育ち、生活する人が地元でとれたものを食べることで、健康な生活を送ることができるという考え方です。

京極ふきだし湧水の水質

2002(平成14)年9月の分析では、PH7.0、硬度212.0mg/l。厚生労働省がおいしい水の条件としているPH6.0~7.0の範囲内で、硬度は軟水に属します。塩素イオンはわずかに6.10mg/l、蒸発残留物は、916.0mg/l。食品をおいしく保つ、適度なミネラル成分が含まれています。この湧水を使って作られた、ミネラルウォーター、コーヒー、酒などは、“名水”の冠を使用しており、一部は全国でも販売されています。

日時: 2007年10月25日 11:02